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 小泉靖国参拝違憲訴訟(千葉)支援者大募集

 01年8月13日,小泉首相は内外の強い反対警告にもかかわらず,違憲違法な靖国参拝を強行しました。参拝の理由は「戦争を二度と起こしてはいけないという気持ちと,戦争に行かざるを得なかった人への敬意と感謝を捧げるため」というものでした。

 しかし,戦争への反省に立つならぱ,侵略戦争の犠牲者や遺族らに対して「謝罪と補償」の態度で臨むのが当然であり,「敬意と感謝」ではあり得ません。靖国神杜は,戦前の教科書では「ここに祀ってある人にならって君のため国のために尽くさなけれぱなりません」とあったように,若者に「戦没者を見習ってあとに続け」と鼓吹した宗教施設であり,わが国をアジア諾国への侵略戦争に駆り立てた軍国主義の精神的支柱の役割を果たした神杜です。1978年には,東条英機をはじめ14名のA級戦犯も合祀されています。

 この靖国神杜に首相が参拝することは,かつての侵略戦争の責任を蔑ろにするだけでなく,憲法第20条,89条の規定する政教分離原則に違反する暴挙です。これを黙って見逃すことはできないということで,現在,東京,大阪,四国,九州,山口において『首相靖国参拝違憲訴訟』提起がされています。そして,千葉においても,各地と連帯して違憲訴訟を2001年12月12日提訴し,2002年3月7日から裁判が始まっています。

 今回の訴訟では,国家賠償という性格からすれば,中心は,「戦没者遺族」ということになります。即ち,靖国神杜に親族が合祀されている遺族が,「小泉の参拝によって自分の親族を日本軍の侵略賛美に利用され,死者と自分の名誉や宗教的人格権を侵害された」というものです。

 しかし,今回の参拝によって,自分の思想,信条が侵害されたとの考え方から,遺族以外にも広げて,原告団を構成しています。遺族,キリスト教徒・仏教徒,特定の宗教や信仰を持たない者で,63名が原告団に加わっています。

 この裁判において「靖国神社」が軍国主義の象徴であった事を明らかにし,日本が再ぴ侵略戦争を起こさないための運動の一翼を担う意味もあります。


★ 訴えの柱は一つ

  @ 小泉首相の靖国参拝によって信教の自由を害されたことに対する国家賠償請求訴訟になります。

★ 誰でも支援者になれます

  @ 今回の国賠訴訟では,小泉首相が,戦中・戦後において軍国主義の象徴と位置付け,現在でも
   一宗教法人に過ぎない靖国神社に参拝したということで,個人の思想・信仰の自由が侵害されたこ
   とを根拠として,国家賠償訴訟を行います。
   現役の首相が,内外の反対を押し切って靖国神社に参拝を強行したことは,国家と宗教とを分離
   した憲法の規定に明確に違反しております。
   原告団,弁護団,支援者をもって,「小泉靖国参拝違憲千葉訴訟団」を構成することになります
 
★ カンパ;〒振替00150−9−84010 小泉靖国参拝違憲訴訟千葉

★ 会 費;個人会員一口2,000円/年以上
             (2000円は無理だけど,できるだけ協力したいという方のカンパも大歓迎です)


★呼ぴかけ人:
        大島孝一(戦争責任を考える千葉8月の会)
      穂鷹守(豊かな海づくり訴訟元原告)
      田中和恵(和洋女子短期大学元教授)
      小林晃(千葉支区ヤスクニ集会・浦安教会牧師)
      阿部伊作(大学職員,松戸市在住)


★(連絡先) 植竹法律事務所
           〒260-O013  千葉市中央区中央4了目10番8号の205
           TEL 043-222-9728 FAX 043-222-9738